勝ちやすい曜日、時間帯は?

毎日開店から閉店までパチンコやスロットを打っていられる人は限られると思います。

多くの人は仕事にしろ学校にしろ、あるいは家庭との兼ね合いで、パチンコ・スロットに費やせる時間が決まって来ます。

そんな中で、打ちに行ける曜日、打ちに行ける時間帯というものがそれぞれに存在している事でしょう。

今回はパチンコやスロットで勝ちやすい曜日や時間帯について説明します。

絶対的に勝ちやすい曜日や時間帯

まず最初に話しておきたいのは、どんな地域どんなホールにおいても共通して言える絶対に勝ちやすい曜日や時間帯というものは存在しないという事です。

パチンコ屋には、その運営方針による所はもちろん、客層によっても状況は千差万別であり、あるホールで有効な狙い方が別のホールでは全くの的外れであったりという事が良くあります。

店内稼働のピークに関しても、休日が強いホールもあれば平日が強いホールもあり、日中が強いホールもあれば夜が強いホールもあり、それによって状況は様々に変化します。

ここからはそんな様々なケースについて、特徴毎の攻め方、あるいは曜日や時間帯ごとの攻め方について説明して行きます。

ちなみに今回語って行く内容には、いわゆる特定日というものは関与しません。

特定日が絡まない状況でフラットに見た場合の曜日や時間帯による勝ちやすさなどを説明して行きます。

特定日に関しては前回の記事でご確認下さい。

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パチンコ・スロットで継続的に勝っていくための基本的なルートとして、パチンコなら回転率の良い台を、スロットなら設定の良い台を打つことが必要となります。 では実際のところ、ホールには毎日回転率の良い台や高設定の台が存在しているのでしょうか[…]

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人が多い日は儲けたいのがホールの本心

何曜日が勝ちやすいかという事を画一的に語る事は極めて困難です。

というのもホールの稼働状況というのは地域・店舗によって様々であり、土日の稼働が強いホールが多い一方で、平日の稼働が強いホールもあるからです。

しかし一つ言える事として、ホールの本音として「稼動率が高い時はしっかりと利益を出したい」という思惑がある事だけは確かです。

一般的には土日の稼動が強いホールが多いと思いますが、そんな場合にホールは土日でしっかりと利益を確保したいと考えます。

なぜなら、仮に同じ金額の利益を出そうとすると、稼動が悪い時に取るよりも稼動が良い時に取るほうが断然楽であり、さらにはお客さん一人あたりの負担額という考え方としても「広く浅く」取る事が出来るからです。

例えば平日の稼動に比べて土日の稼動が倍ぐらいになるホールがあるとします。

そのホールで平日に土日並みの利益を出そうとすると、単純に言って土日調整の倍程度キツイ調整(パチンコの回転率やスロットの設定状況)にしなければ達成できません。

現実的にそこまでの調整にする事自体が困難(特にスロットは性能的に悪くても設定1までにしか出来ないので)であり、さらにはそんな事をしてしまうと平日の稼動状況が更に悪化してしまう可能性が高いのです。

一般に、平日の客層の方が休日の客層に比べて回転率や設定状況に敏感だと言われており、平日に利益を急いだ調整でガッツリと儲けようとすると、稼動率自体が悪化して逆に利益が減る結果となる可能性も危惧されます。

逆に休日は平日に比べるとライトな客層が増えるという見込みがあり、回転率や設定状況に対する感度はそこまで高くないだろう…という思惑がホールにはあります。

休日は平日に比べて色んな意味で無理なく利益を出せるタイミングなので、多くのホールが休日に利益を確保したがるのです。

ですので、平日と休日の比較であれば基本的には「平日の方がマシ」である事が多いとは言えますね。

ここまでは休日=稼動アップという等式が成り立つホールを前提に話して来ましたが、仮に平日の方が稼動が高いホールの場合なら、これまでの話の平日と休日を逆転させて貰えれば大丈夫です。

重要なのは平日か休日かではなく、ホールの稼動率が高まるのが何曜日かという事ですからね。

以上の事をまとめると以下のようになります。

  • 稼動率の高い曜日はホールが利益を確保したがっている
  • 一般的に休日の方が稼動率は高まるが、立地などによっては平日の稼動が強いホールもある
  • 高稼動状態で利益を確保する方が低稼動状態で利益を確保するよりも簡単で無理なく実行できる
  • 平日の客層の方が休日の客層よりも回転率や設定状況に敏感であるため、平日に利益を優先すると稼動率悪化につながりやすい
  • 一般的には休日よりは平日の回転率や設定状況の方がマシ

時間帯による違い

時間帯に関しては早い時間帯と遅い時間帯にそれぞれメリットデメリットがあります。

特にスロットにおいて顕著なので、パチンコとスロットを別々に語って行きたいと思います。

パチンコの場合

パチンコの場合、高回転率の台を打つという勝ち方の基本を考える上では、その台を自分がちゃんと確保できる朝一からの稼働が望ましいと言えます。

少し前までならこれで話は終わっていたのですが、現在では設定付きパチンコについても考慮した場合、遅い時間帯ならではのメリットというものも見えてきました。

機種によりますが、大当たり確率や出玉推移などで設定を推し量れるような設定付きパチンコ台の場合、ある程度稼動が付いてから台を物色した方が低設定を打つリスクを軽減できる点で有利です。

これに関しては後述のスロットにおける設定狙いと同様なのですが、朝から高設定の目ぼしを付けられるのであれば朝一が有利ですし、逆にまったく見通しが立たないような状況であれば、稼動した台の履歴を参照できる夕方以降が有利とも言えます。

ただし、これはスロットも同様ですが、勝てる金額という視点で語るのであれば当然、期待値プラスの台を長い時間打つ事に越したことはないので、最も稼げる稼働は「朝一で良い台(回転率や設定付きなら高設定)を確保して長時間打ち切る」事であるのは間違いありません。

スロットの場合

スロットはパチンコと比べて狙い所が多岐に渡るので、その状況毎にメリットデメリットが存在します。

朝稼働

高設定の目ぼしが付いている場合、あるいは朝一でリセットや天井を狙える機種がある場合には朝一が有利となります。

逆に当日の履歴が付いていないために設定狙いのリスクは高く、リセットや天井狙いに関しても旨みの無い状況では打つ台がない状況にもなりやすい時間帯ではあります。

仮に朝一から打って高設定であった場合には閉店まで打てるような状況であれば、とりあえず朝一は高設定狙いをしてみるというのも立ち回りの王道ではありますね。

昼稼働

朝一に比べて高設定の狙い目がはっきりしている場合にはその台が他の人に打たれてしまっている可能性が出て来る点では不利と言えるでしょう。

しかし高設定の狙いにやや自信が無いような場合には、多少稼動が付いた状況からの方が立ち回りやすいという事も少なくありません。

ハイエナ稼働に関しても、これぐらいの時間帯からの方が当日ゲーム数+宵越しゲーム数で丁度良い狙い目が育っている可能性も高い時間帯です。

夜稼働

これぐらいの時間帯になると、高設定台はしっかりとつかまれてしまってる可能性も高まりますが、当日データの蓄積が昼稼働と比べても多いため、低設定を打つリスクはより軽減できるでしょう。

高設定狙いに関しては良い台が空いていれば打つというぐらいのスタンスで、あまり無理に攻めない事がこの時間帯では重要となります。

夜稼働はとにかく、ローリスクミドルリターンな稼働を目指すべきです。

ハイエナ稼働に関しても狙いやすい時間帯だとは思いますが、昼に比べるとライバルが増える事で相対的に難しい環境も多いのではないでしょうか。

しかしそれもホールを選ぶ事で、「このホールは夜のハイエナ稼働がしやすいな」と思えるような状況を発見出来れば良い稼働が出来る事でしょう。

稼働時間が限られる場合

これはパチンコ・スロットに限らず言えることですが、稼働時間が限られるような状況の場合は、リスクとリターンの比率をより厳密に精査する事を心掛けて下さい。

例えば朝から打ちに行けるが夕方には帰らなければいけないような場合、このようなケースでも朝一から高確率でスロットの高設定が打てるような状況なら一定時間までその台を打つというのも全然アリでしょう。

しかしこれが例えば、昼過ぎ頃まで高設定を探しながら投資を続けているようでは駄目です。

パチンコにしろスロットにしろ、高回転率の台や高設定の台(つまり期待収支がプラスの台)を見つけるための投資(リスク)以上の回収(リターン)が見込めて初めて勝てる立ち回りと言えますから、リターンを得るための時間が限られているのであれば、そのために掛ける事の出来るリスクはリターンの減少に合わせて少なくする事を強く意識して下さい。

期待値プラスの稼働とはつまり、「リスク<リターン」な稼働という事ですから。


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