貯玉と貯メダルの重要性

パチンコの貸玉料金の上限は1玉4円(税別)、スロットの貸メダル料金の上限は1枚20円(税別)です。

(税別)と表記しているように、ここに消費税分を上乗せした価格が実際の貸玉(貸メダル)料金の上限となります。

借りた玉やメダルを使ってパチンコやスロットを打ち、そこで獲得した出玉を再び現金化する事で勝ったり負けたりするのがパチンコでありスロットですよね。

しかしここで注意したいのは流した出玉が金額的にいくら分になるのかという点です。

1玉や1メダルを何円換算で交換するかは、その店ごとに異なります。

そしてその交換率の違いが収支にどれほど大きな影響を及ぼすのか、今回はその点を説明して行きます。

等価交換と非等価交換

等価交換とは

等価交換と呼ばれる方式はその名の通り、貸出したメダル料金と同じ交換率で現金(と交換できる特殊景品)に交換できるものです。

例えば4円パチンコ(貸玉料金1玉4円)なら換金時も1玉4円換算で交換して貰えます。

例えば20円スロット(貸メダル料金1枚20円)なら換金時も1枚20円換算で交換して貰えます。

非等価交換とは

非等価交換とはその名の通り等価交換ではない、つまりは貸玉料金に比べて低い交換率で現金(と交換できる特殊景品)に交換できるものです。

交換率は100円あたりの玉数(メダル枚数)か、あるいは1玉(1枚)あたりの単価で表現されるのが一般的(パチンコは1玉の単価で表現される事も多いが、スロットはあまり1枚の単価では表現しない)。

例えば4円パチンコ(貸玉料金1玉4円)を換金時に100円=28玉換算で交換して貰えるものを28玉交換と言う(この場合1玉あたりの金額は約3.6円程度)。

例えば20円スロット(貸メダル料金1枚20円)を換金時に100円=5.6枚換算で交換して貰えるものを5.6枚交換と言う(この場合1枚あたりの金額は約18円程度)。

貯玉や貯メダルの重要性

貯玉や貯メダルがなぜ重要なのか、それを分かりやすく例示して説明して行きます。

例題:パチンコ編

28玉交換の4円パチンコで投資10000円(2500玉)で回収出玉は3000玉となった。

全く同じ内容の実戦をAさんは5日間連続で貯玉を使わずに毎日換金しながら実行、大してBさんは初日のみ現金投資でそれ以降は貯玉を活用しつづけてAさんと全く同じ内容の稼働をして最終日に換金した。

この場合のAさんとBさんの収支を比較してみましょう。

Aさんは投資が10000円で回収が10700円ということになるので+700円の収支、これが5日分なのでトータル収支は+3500円になります。

Bさんは投資が10000円で初日に出た3000発を翌日以降も使い続けることになり、2日目以降は2500玉投資して3000玉回収することになるので毎日+500玉ずつ増えて行きますので最終日の貯玉が5000玉、これを換金すると17800円となり、初日の投資金額を差し引いたトータル収支は+7800円になります。

このように、貯玉を活用しなかったAさんの+3500円に比べて、貯玉をフル活用したBさんの収支は+7800円と、4300円分の金額差が付いています。

どれだけ貯玉が収支にダイレクトな影響を及ぼすかお分かりいただけるでしょう。

例題:スロット編

5.6枚交換の20円スロットで投資10000円(500枚)で回収メダルは1000枚となった。

全く同じ内容の実戦をAさんは5日間連続で貯メダルを使わずに毎日換金しながら実行、大してBさんは初日のみ現金投資でそれ以降は貯メダルを活用しつづけてAさんと全く同じ内容の稼働をして最終日に換金した。

この場合のAさんとBさんの収支をパチンコの場合と同様に比較してみましょう。

Aさんは投資が10000円で回収が17800円ということになるので+7800円の収支、これが5日分なのでトータル収支は+39000円になります。

Bさんは投資が10000円で初日に出た1000枚を翌日以降も使い続けることになり、2日目以降は500枚投資して1000枚回収することになるので毎日+500枚ずつ増えて行きますので最終日の貯メダルが3000枚、これを換金すると53500円となり、初日の投資金額を差し引いたトータル収支は+43500円になります。

このように、貯メダルを活用しなかったAさんの+39000円に比べて、貯メダルをフル活用したBさんの収支は+43500円と、4500円分の金額差が付いています。

貯玉(貯メダル)の活用=現金投資よりお得

前の項目でパチンコとスロット別に例を提示しましたが、おおよそどちらも同じぐらいの金額差が貯玉使用時と未使用時で出ています。

これはどういった事かと言えば、換金ギャップのある状況(非等価交換)においては、「現金で玉やメダルを借りた時点で損が発生している」という事なのです。

例えば28玉交換の4円パチンコで、1000円分(250玉)を借りて、それをそのまま換金してもらうと、250玉=890円ほどの換算となり、最小交換単位が100円だった場合には800円+α(お菓子など)になってしまいます。

このように、一度玉を借りるだけで損失が発生してしまうのが非等価交換なのです。

逆に言えば、店側としてはそこで利益を出す事が出来るので、店舗経営的には(稼働がしっかり付いてくれていれば)比較的運用しやすい形態であるとも言えます。

貯玉(貯メダル)の再プレイというのはつまり、現金投資を行わずに打つことができるので、現金投資時に発生する損失を貯玉の分だけ回避できる仕組みなのです。

その結果、現金投資と換金を繰り返したケースに比べて、貯玉を活用したケースの方が現金投資時の損失が無い分だけお得なんです。

もちろんこれは非等価交換時に限った話であり、等価交換の場合は現金投資と貯玉再プレイの間に収支的な違いは有りません。

初めて換金ギャップについて理解した方にとっては少々ややこしい話かもしれませんが、「現金を投入した時に手数料を取られるようなもの」だと思って頂ければ問題ありません。

貯玉(貯メダル)を活用した場合とそうでない場合とで、一回一回でもそれなりの金額差が出ますが、これが年単位で見ると驚くほどの差が付く事にもなります。

非等価交換営業が義務づけられている地域においては、貯玉(貯メダル)を活用し始めるだけでも収支に劇的な改善が見られる事でしょう。

非等価店で貯玉(貯メダル)再プレイシステムを今まで活用していなかった人は、何を置いてもまずは会員カードを作る事から始めましょう。


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