収支を記録する事、収支表の重要性

パチンコやスロットで勝っている人が、これから勝ち方を身に着けて実践して行こうとしている人に対して最初にするアドバイスの一つが「収支を記録する」事ではないでしょうか。

今回の記事では、何故収支を記録しなければいけないのか、その重要性について説明して行きます。

パチンコ&スロットの収支を付ける重要性

勝ち負けの把握

収支を付ける重要性を語る上で真っ先に言える事として、そもそも収支を記録していなければ自分が実際に勝っているのか負けているのかを把握できないという事があります。

人間のなんとなく~という印象は非常に当てにならないもので、「多分勝っている・・・気がする」とか「大体プラマイゼロぐらい」といったような印象は往々にして実際の結果とはかけ離れていたりします。

そこで実際に起こった事を記録しておくことで、自分のパチンコ・スロットのトータル収支を正確に把握する事が出来るようにしておくのです。

自分の立ち回りを考察

収支表に実戦日や実戦ホール、さらには実戦開始時間なども記録しておけば、「どの日」「どのホール」で「どの時間」から打ちだした時に良い台を打てているかといった事を、後から考察する事が出来るようになります。

さらには「打ち始めた理由(根拠)」も記録しておくことで、その理由付けが妥当であるか否かを再考出来るのも大きいですね。

そして「実戦時間」を記録しておくことで、自分が時間あたりに稼げている金額を把握する事も可能となります。

モチベーションの維持

収支を付ける事でパチンコやスロットの稼働をする事に対するモチベーションが高まる効果もあるでしょう。

良い収支を積み上げる事ができれば、それを収支表に記録していくだけで楽しいものです。

逆に収支が芳しくない場合には、もっと頑張らなければ・・・と奮起する動機付けにもなるでしょう。

人によっては、収支表を眺めている時が一番楽しいという人もいるかも知れませんね。

パチンコ&スロット収支表の必要項目

パチンコやスロットの収支を記録する上で、これは最低記録しておきたいという項目がいくつかあります。

具体的に言えば以下の項目に関しては必ず記録しておきましょう。

  • 実戦日
  • 実戦ホール
  • 実戦機種
  • 投資金額
  • 回収金額
  • 回収金額-投資金額=その台の収支

以上の5項目に関しては必須項目です。

加えて以下の項目も記録しておくと良いでしょう。

  • 打ち始めた時間
  • 実戦時間(打っていた時間)
  • 打ち始めた理由

以上の3項目に関してはどうしても面倒であれば省いても良いですが、出来れば記録しておきましょう。

これらの情報を記録しておくと、収支を振り返った時に今後の立ち回りを見直す資料として役立ちます。

収支表の記述例

収支表の書き方に決まりはありません。

基本的には表計算ソフトを使うのがおすすめですが、パソコン関係が苦手な人は手書きで記録しても良いでしょう。

以下はGoogleスプレッドシートを使った収支表の一例となりますので、自分にあった収支表を作る上で参考にして下さい。

 

スロット収支表例1

貯玉(貯メダル)と換金ギャップの扱いについて

収支を記録する時、回収金額に関して貯玉(貯メダル)をした場合はどうするのか分からない人も多いのではないでしょうか。

これに関しては貯玉(貯メダル)の項目を別途用意するスタイルも可能ですが、項目が増える事で管理が面倒になります。

そこで個人的には貯玉(貯メダル)をした場合は「換金した場合の金額」を回収金額として記録する事をおすすめします。

等価交換の場合はもちろん、換金ギャップのあるケースに関しても「その貯玉(貯メダル)を現金化した場合の金額」を記入します。

記入例:5.6枚交換の店で投資10000円でメダル1000枚を貯メダルした場合:投資は「10000円」、回収は「17800円」と記入。
こうする事で全ての表記を現金表記で統一出来るので、実際の収支が分かりやすくなります。

持ち玉移動について

パチンコにしろスロットにしろ、今持っている玉(メダル)を他の台へもっていって打つような場合はどのように記入すれば良いか悩む人もいるでしょう。

これに関しては、厳密に記録したいのであれば、貯玉再プレイが出来る店であれば台移動の度に玉やメダルを一度流すというのが一つの方法です。

もう一つの方法は、おおよその玉数やメダル枚数を概算して、その枚数を換金した場合の金額を記入する方法。

この方法だと、例えばA台からB台へ移動したような場合、それぞれの台における正確な収支は分からなくなってしまいます。

しかし、多少の誤差を許容するのであれば、貸借対照表の借方と貸方に同じ記帳をするようなもの(振替)ですから、トータルの収支には影響はありません。

例:A台で10000円投資して獲得した玉をB台へ持って移動、その玉で大当たりを引き当て最終的に20000円を換金した場合。A台からB台へ持ち込んだ玉数分の金額を5000円としたら・・・
A台 投資10000円 回収5000円 収支-5000円
B台 投資5000円 回収20000円 収支+15000円
合計収支:+10000円
例:A台で10000円投資して獲得した玉をB台へ持って移動、その玉で大当たりを引き当て最終的に20000円を換金した場合。A台からB台へ持ち込んだ玉数分の金額を7000円としたら・・・
A台 投資10000円 回収7000円 収支-3000円
B台 投資7000円 回収20000円 収支+13000円
合計収支:+10000円
このように、台移動した時の持ち玉の概算玉数(その換金額)が変化しても、2台トータルでの収支に影響はありません。
個別台の収支を厳密に付けたい場合は先述のように台移動ごとに一度玉やメダルを流す事をお勧めしますが、それが面倒だったり会員カードによる貯玉再プレイのシステム自体がない(当日の貯玉再プレイだけできないようなケースも存在する)場合には、おおよその目分量で持ち玉(メダル)の価値を記録してしまっても問題ありません。
むしろ、各台毎の収支を厳密に付けようとした結果として換金ギャップで損をするような事は絶対にしないように注意して下さい。