ライバルの人数と高設定の数【パチスロ高設定狙い】

地域柄にもよりますが、期待感の高いホールの特定日には長蛇の列が出来るような状況を見た事がある人も多いのではないでしょうか。

「これだけ並んでるって事は相当期待できる状況なのか」と思えて気になりますよね。

そういった心理が働く事で人が人を呼び、結果として更に列を長くする事にも繋がります。

しかしそういった環境というのは、果たして勝ちやすい環境と言えるのか?というのが今回のお話。

期待度の高い状況の弊害

  • 末尾〇の付く日
  • 毎月〇〇日
  • 周年記念日
  • リニューアルオープン
  • グランドオープン
  • 来店取材(イベント)
  • 初日が強い店の新台入替日

こういった広く周知される期待度の高い状況というのは、高設定を狙いに来る人も当然のように増えます。

さらに言えば、その状況がより信頼度の高い(高設定の絶対数が多い)ものであれば、なおさら「濃い面子」が集りやすいという事にもなります。

そうなった場合、その期待度の高い状況は果たして貴方自身にとって期待値の高い環境と言えるでしょうか?

多数の高設定が投入されていたとしても、それを自分が確保できなければ意味がありませんし、確保しづらいのであれば最早美味しい環境ではないと言うべきでしょう。

「ライバルも多いけど高設定を掴める可能性が高い」のであれば良いですが、「高設定は多いけどライバルはそれ以上に多いから中々良い台を掴めない」のでは参加する旨味がありません。

広く周知されている期待度の高い環境を攻めるかどうかは、ライバルの数と高設定の数を天秤にかけて、自分がどれだけ高設定にたどり着けるかという視点で考えるべきです。

具体的に言えば、最低でも1/3程度では高設定(自分が粘りたいと思っている機械割を有した設定)を掴めると判断できる環境でなければ、参加する旨味は非常に薄いと言えるでしょう(ここは狙う機械割と稼働時間=期待収支と高設定奪取率の兼ね合いで考えるべきですけどね。高い機械割の機種であれば1/4あるいは1/5ぐらいでも、他にアテが無ければとりあえず攻めて見るというのもアリでしょう)。

期待度の低い状況に潜む旨味

対してこちらは一般的には期待されていない環境での立ち回りとなります。

  • 平常営業
  • 集客の弱い店の末尾〇の日
  • 集客の弱い店の毎月〇〇日
  • 店的に期待されていない新台入替日

こういった、高設定狙いをする打ち手があまり集まりそうもない環境に関しては、多くの場合で「それなりの理由」があります。

  • 実際に高設定が少ない(あるいは全くない)
  • 過去に打ち手の期待を裏切るような日があった(長い期間裏切り続けた)
  • 高機械割の設定は絶対に使わない(110%以上は絶対に使わないなど)

基本的にこういった店の多くは、実際に高設定が少ないか全く存在していないかという事も少なくありません。

少なくとも、高設定が多数投入されている可能性は低いでしょう。

となるとやはり狙えない…とも限らないのです。

高設定(自分が狙いたい設定の台)が全く投入されていないのであれば流石に(高設定狙いの対象としては)お手上げですが、少ないながらも投入されているのであれば話は別です。

高設定の絶対数が少なかったとしても、その少ない高設定を自分が掴む事さえ出来れば、何も問題はないのです。

そこで重要となるのは、高設定の投入パターン(クセ)を把握できるか否かです。

クセらしきものを見つけ出す事が出来て、その的中率が高いのであれば、その環境は自分自身にとっては極めて期待値の高い環境であると言えます。

しかも一般的には全く期待されていない環境であればライバルも少ない(むしろ皆無)でしょうから、最高の環境だと言えますね。

このように一般的に期待されていない環境であっても、その中に潜む旨味を見つけ出す事さえ出来れば、非常に美味しい状況を享受できる事もあります。

結局は自分が高設定を掴めるか否かの問題

高設定がない環境で高設定を探すのは完全に労力の無駄遣いです。

かといって高設定が多数あるとしても、競争率が高すぎて結局自分自身が掴めないような環境に参戦するのも、これまた労力の無駄遣いだと言えます。

理想的な稼働とは、自分自身が確実に高設定を掴める稼働です。

高設定が多数投入されている(されていそう)と明らかにわかる環境というのは、「ないものを探す」ようなリスクを負わずに済む(ように思える)点で気楽かも知れませんが、そう思うのは貴方だけではありません。

逆に高設定が存在しているか否かがはっきりしないような環境を攻めるのは、徒労に終わるリスクが増える分、二の足を踏んでしまいがちですが、そう感じるのもやはり貴方だけではありません。

人だかりができる環境に一緒になって参戦するが正解な状況(ライバルの数に増して高設定が多数存在するような状況)もあるでしょうが、そういったものばかりではなく、他人が期待していないような環境を自分自身で開拓する意識を持つ事も、時にスロットで勝つ上では重要となってくるでしょう。

特にピン稼働(収支や情報を誰かと共有することなく立ちまわる事)を志すのであれば、そういった開拓精神は持ち合わせておくことをお勧めします。

込み合う環境でこそ「徒党を組める人達」が有利になるのは自明の理ですからね。

期待されていない環境の旨味を発見するために、そういった環境にも目を向けつつ、「どうせこんな店に高設定なんてないだろ」といった先入観をすてて、可能性をじっくり見極める癖を付けましょう。

ただしその際はくれぐれも「ある程度自分の中で明確な期待感を持てる段階」までは早計な攻めは選択しないようにしてください。

それこそ「ないもの(高設定)を探す」ような状況にもなりかねませんからね。