パチンコ技術介入基礎

パチンコの技術介入要素として真っ先に思い浮かぶのは何でしょう?

パチンコの技術介入性については、素人と玄人で全く違った印象を持たれているのではないかと思います。

この記事では、パチンコの初歩的な技術介入要素である「保留〇個止め」を中心として、パチンコ技術介入の基礎について説明して行きます。

パチンコの技術介入性

パチンコユーザーにしろスロットユーザーにしろ、初心者や初級者は恐らく、パチンコよりもスロットの方が技術介入性が高いと思っている人が多いのではないでしょうか。

実際パチンコはハンドルを握って捻る事で玉を打ち出しさえすれば遊戯を出来るのに対して、スロットは目押しと呼ばれる技術介入性が最初から要求されています。

パチンコは液晶演出を眺めているだけで大当たりが自動的に開始しますが、スロットは機種にもよりますがボーナス絵柄を揃える必要があるものに関しては「ボーナス絵柄を狙って揃える」という行為を行う事で初めてボーナスゲームがスタートします。

このように、一見すると明らかにパチンコよりもスロットの方が技術介入性が高いように思える事でしょう。

しかし、それは大きな勘違いなのです。

たしかに初心者が最低限の遊戯性を実現するハードルはパチンコの方が低い(ハンドルを握って捻るだけ)のは間違いありませんが、パチンコの技術介入性はスロットのそれとは比べ物にならないレベルで奥が深いものなのです。

スロットの中にも1コマ目押しを成功させる事で機械割を上昇させるようなタイプの技術介入性が高い機種も存在しますが、そういったものはほんの一握りです。

さらに言えば、スロットの技術介入というもので出来上がる中級者と上級者の差というものは、実は極めて小さな差でしかありません。

それに比べてパチンコは、中級者と上級者の技術的、あるいは期待値的な差というものがスロットに比べて顕著に出やすいのです。

言うなれば、パチンコの技術介入性が「初級者<<中級者<<<上級者」といった差が付くイメージとするなら、スロットの技術介入性は「初級者<<中級者<上級者」といった程度の差しかつかないイメージです。

とは言え、パチンコの技術介入性も年々減少傾向にあるため、数年前に比べると上級者と中級者の得られる期待値の差は少なくなっては来ているのですが。

パチンコ技術介入基礎

パチンコの技術介入の基礎として絶対に身に着けたいものが2つあります。

それは、「保留〇個止め」と「大当り前後のインターバル止め」です。

大当り関連に関しては一歩間違うと上級者の領域に入ってしまいますので、あくまでもここでは基本的な話に焦点を絞って説明します。

保留〇個止め

一般的なパチンコ(デジパチと言う)は大当りの抽選を行う保留が4個~8個搭載されています。

その保留以上の玉をスタートチャッカー(いわゆるヘソ)に入賞させても、賞球は得られるものの大当りの抽選は受けられないので勿体ない状態となってしまいます。

こういった大当りの抽選的には無駄な入賞の事を「オーバー入賞」と言います。

そこで保留が満タンになった状態で玉の打ちだしをストップするのが、「保留満タン止め」と呼ばれるものです。

最大保留が4つなら保留4個止め、8個なら保留8個止めという事になりますね。

しかしここで問題となるのは、保留が満タンになった瞬間に玉の打ちだしをストップすると、既に打ち出してしまっている玉がヘソに入賞してオーバー入賞となってしまう可能性がある点。

そこを考慮する場合には、保留が満タンになる1つ前、最大保留が4つであれば3つの段階で打ち出しをストップする方法である「保留3個止め」を用います。

これに関しても最大保留が8個の場合なら保留7個止めという事になりますね。

この「保留4個止め」と「保留3個止め」ですが、どちらが良いかはその台のスペックや回転率などによって異なります。

保留4個止めの方が消化スピードは速くなり、時間効率に優れた稼働が出来ます。

対して保留3個止めの方が無駄入賞が発生しずらいので、無駄玉が出にくいというメリットがあります。

こういった特徴を踏まえてケースバイケースで選択するべきなんですが、大雑把に傾向を説明すると…

  • ヘソ賞球(ヘソに玉が入った時に払い出される玉数)が多ければオーバー入賞の無駄度合いが軽減されるので、保留4個止め向き
  • ヘソの賞球が少ないor無い機種の場合、オーバー入賞の無駄度合いが大きいので保留3個止め向き
  • ボーダーライン&回転率が高い(回転数が多い)場合、1回の抽選が持つ価値が低いので保留4個止め向き
  • ボーダーライン&回転率が低い(回転数が少ない)場合、1回の抽選が持つ価値が高いので保留3個止め向き

このような傾向があります。

「ボーダーライン&回転率が高いor低い」というケースはどういった話かを説明します。

例えばボーダーラインが15/kで実際には20/k回っているような台の場合と、ボーダーラインが20/kで実際には30/k回っているような台の比較では、前者の方が1回転あたりの価値が高いのでオーバー入賞が殊更勿体ないという事になるのです。

こういった要素を踏まえながら保留3個or4個止め(最大保留が8個の場合は7個or8個止め)を実行してください。

大当り前後のインターバール止め

大当りが開始する前と後には一般的にインターバルが設けられています。

つまり、その間も玉を打ちだし続けていると、その玉は丸々損になってしまうのです。

ですから、大当たりがスタートする前は液晶の指示などでアタッカーへの打ちだしを指示されてから打ちだすようにしてください。

また大当り終了後に関しても、電チューサポート状態の確変or時短消化状態(〇〇〇タイムなど)へ移行するまでに多少のインターバルが存在するのが普通です。

その間も玉を打ちだし続けていては当然損ですから、確変or時短状態に移行したなと思ったタイミングから玉を打ちだすようにしましょう(出来れば確変or時短状態が始まる直前から打ちだすのが理想)。

こういったインターバルは機種によって長かったり短かったりしますが、多くの台でその間に打ち出した玉は無駄玉になってしまうのでご注意下さい。

上級者向けの技術介入をせずともパチンコは勝てる

前の項目で説明した2つの技術介入要素をマスターするだけで、それを行っていない人とは大きな差が付く事になります。

パチンコはスロットとは違い、比較的初級者レベルのユーザーが多いのが特徴であり、その中には先述の2つの技術介入要素すら実行していない人も少なくありません。

パチンコで勝つ上で重要な事は、少しでも無駄な玉を打たない事にあります。

上級者が行うような技術介入も基本的にはこの考えに基づいたものとなっており、「無駄玉を制するものはパチンコを制する」と言っても過言ではありません。

ヘソのオーバー入賞を避けつつ、大当たり前後のインターバルで無駄玉を打たないようにするだけで、あなたはもうパチンコ中級者です。


次の記事

パチンコ勝ち方入門講座をここまでパチンコ&スロット共通編で10記事、パチンコ記事で5記事読み進めてくださって、誠にありがとうございました。 これにて当サイトにおけるパチンコ勝ち方入門講座は終了となります。 あえて具体的な機種など[…]

卒業